このまま続けてゆくことはできないから

今日的な意味でサステナビリティというとき、それは現在の状況を続ける方法を考えることではありません。 現在の地球環境や社会のひずみを直視し、今の文明はこれ以上続けることができないという認識に立ったうえで、 それに代わって今後ずっと続けてゆける新たな文明について考えることなのです。 従ってサステナブルデザインとは、どのような生き方や社会のあり方、産業や経済の仕組みがサステナブルであるかを考えだし、 そこへ向けての具体的な行動を提案してゆくことなのです。

継続には安定より柔軟性が必要

日本はその国土の限界を知り、そのすべてを有効活用することによって長い歴史を生きてきました。 その歴史そのものがサステナブルであり、 その間培われた日本文化はまさにサステナビリティを体現しているといっても差し支えないでしょう。 しかし、その間すべてが安定していたわけではありません。 気候的な変化、自然災害、社会体制の激変、戦争、技術革新など、様々な大きな変化を受け入れ、 対応してきたのです。持続可能性という言葉を使うと、安定的な持続を考えてしまいますが、 実際には変化への対応こそがサステナビリティへのカギなのです。 そして、今また大きな変化に直面しようとしているこの国で、 それへの対応の一つの形を提案したいと私たちは考えています。

国連による持続可能な開発目標

http://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/

サステナブルデザイン国際会議

http://sustainabledesign.jp/

サステナブル絵巻

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